森と遊ぶ
「時には大自然に触れて過ごしたい」、「次世代を担う子どもたちにも自然を感じて成長してほしい」という思いを持ったことがある人は多いと思います。
とはいえ、多くの人が暮らす現代の都市部では、誰もが親しんで遊ぶことができる「森」がすぐ近くにはないことも。
森を身近に感じられる遊びやプロジェクトについて発信しているWebサイトを紹介します。
・森の空中基地 くすくす
https://asset.risonare.com/atami/kusukusu/
住所:静岡県熱海市水口町2-13-1 星野リゾート リゾナーレ熱海内
「森の空中基地 くすくす」は、木々に囲まれ空中に浮かぶような造りになっているツリーハウスです。森の中の秘密の隠れ家で過ごすような感覚を味わうことができます。
土台となっているのは樹齢300年を超えるクスノキ。この豊かな環境の中でストレッチやピクニックなどの体験ができ、自然の息吹を感じながらリラックスすることができるでしょう。
また、ツリーハウスの周りには「森の空中散歩」という樹上アスレチック施設があります。地上9mの高さでゴールに向かって進むアクティビティで、まるで森の中を冒険しているような感覚になるはずです。
Webサイトでは、絵本に出てくる森のようなイラストが印象的。生い茂る木々が窓になっていて、森の中からのぞくような風景の写真を見せてくれています。
「森での過ごし方」のページでは、環境を存分に活用したアクティビティを紹介。「森でやってみたかったこと」が実現できる場となっているようです。
大きな木に見守られているような安心感、何が起こるかわからないワクワク感、深呼吸したくなるような清涼感。
子どもから大人まで、それぞれの求める何かがそこにはありそうな気がしてきます。
・森のピタゴラス
「森のピタゴラス」は、「失敗から学ぶ」をコンセプトとした木製知育玩具です。
木製のボードにパーツを自由にはめこんで板をのせ、上からビー玉を転がしていきます。シンプルな組み合わせですが、出来上がりはさまざまです。
うまくいかなくても何度も繰り返して挑戦することで、楽しみながら学ぶことができます。
北海道産の木材を使用し、製造から組み立てまで北海道で行われています。
キャンパスボード一つ分ほどのスペースでおさまるおもちゃですが、北海道の広大な森林を思い浮かべることができるでしょう。
室内でも屋外でも使うことができるため、野外イベントなどで取り入れられることも多いようです。まさに自然を感じながら木と触れ合う体験ができるのは魅力的です。
Webサイトには、商品を購入できるほか、遊び方がわかる動画が紹介されています。
また、YouTubeチャンネルも掲載されており、色々なパターンの遊び方や、集中して楽しむ子どもたちの姿などを見ることが可能です。
工夫次第で遊びが広がる様子がわかり、子どもだけでなく大人もやってみたいと思えるような動画がたくさんあります。
しっかりと魅力を伝える仕掛けが散りばめられているWebサイトだと感じました。
・more trees(モア・トゥリーズ)
一般社団法人「more trees(モア・トゥリーズ)」は、「都市と森をつなぐ」をコンセプトとした森林保護団体です。
さまざまな環境問題に取り組みながら、森林の重要性を強調し、その保全活動に焦点を当てています。
「more trees(モア・トゥリーズ)の森」を国内外に展開し、地域社会のコミュニティをサポートする活動も行っています。
Webサイトにある「活動紹介」のページでは、具体的な活動内容がイラストでわかりやすく解説されています。
軽快で親しみやすいタッチで、白地に赤、青、緑のいずれも淡い3色だけで描かれています。
環境保全や地域課題の解決というと、難しい問題だと捉えられてしまう場合もありますが、誰もが身近に感じられ、「森づくり」というテーマに共感しやすくなっています。
「森」が身近に感じられることで、自然が恵んでくれた環境に感謝する気持ちや、これからも共生していくにはどうするかを考えるきっかけが生まれるのではないでしょうか。
見る人が関心を持ちやすく、コンセプトを理解しやすいWebサイトは、その窓口になっていると感じます。
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