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法人向けオンラインストレージおすすめ10選を比較|料金・容量や選び方を解説

テレワークやオンラインでの情報共有が一般的になり、社内外でデータを安全かつスムーズに共有できる環境が求められています。メールへのファイル添付では容量に制限があり、社内のファイルサーバーでは外出先から利用しにくいなど、従来のファイル管理に課題を感じている企業もあるでしょう。

こうした課題を解決する方法のひとつが、法人向けオンラインストレージです。インターネット上にファイルを保存し、従業員や取引先と必要なデータを共有できます。

一方、法人向けオンラインストレージはサービスによって料金や容量、セキュリティ、管理機能、他のツールとの連携などが異なります。知名度や料金だけで選ぶのではなく、自社の利用目的に合ったサービスを比較することが大切です。

この記事では、法人向けオンラインストレージのおすすめ10サービスを比較し、それぞれの特徴や選び方、導入するメリットをわかりやすく解説します。

法人向けオンラインストレージとは

法人向けオンラインストレージとは、インターネット上のストレージ領域にデータを保存し、組織内外から利用できるサービスです。「クラウドストレージ」と呼ばれることもあります。

インターネット環境があれば、オフィスだけでなく自宅や外出先などからもファイルへアクセスできます。メールにファイルを添付して何度も送受信する必要がなく、複数人によるデータ共有も容易になります。

法人向けサービスでは、単純にデータを保存するだけでなく、ユーザー管理、アクセス権限、操作ログ、端末制限など、企業での利用を想定した機能が用意されていることが特徴です。

社内ファイルサーバーからクラウドへ移行したい場合や、テレワーク環境を整備したい場合、社外とのファイル共有を効率化したい場合など、さまざまな目的で活用できます。

法人向けオンラインストレージ10サービスを比較

代表的な法人向けオンラインストレージを比較すると、次のようになります。料金や容量、機能はプランによって異なるため、契約前には各サービスの公式サイトで最新情報を確認してください。

サービス 特徴 こんな企業におすすめ
Box コンテンツ管理や
セキュリティに強い
機密情報を扱う企業
少人数から始めたい
Dropbox ファイル同期や共有が
わかりやすい
操作性を重視する企業
少人数から始めたい
Google Drive Google Workspaceと
連携しやすい
Googleサービスを利用する企業
少人数から始めたい
既存のMicrosoft 365やGoogle Workspaceを使っている
OneDrive Microsoft 365との連携に強い Office製品を多用する企業
少人数から始めたい
既存のMicrosoft 365やGoogle Workspaceを使っている
DirectCloud 法人向け管理機能が充実 セキュリティや管理性を重視する企業
全社導入・人数が多い
国内データセンター・日本語サポート重視
セキュアSAMBA シンプルに利用しやすい
国産サービス
中小企業
全社導入・人数が多い
国内データセンター・日本語サポート重視
Fileforce ファイルサーバーに近い使用感 社内サーバーから移行したい企業
全社導入・人数が多い
国内データセンター・日本語サポート重視
Fleekdrive ファイル共有や共同作業を支援 チームでの共同作業が多い企業
少人数から始めたい
国内データセンター・日本語サポート重視
Bizストレージ ファイルシェア 大容量ファイルの送受信にも対応 社外とのデータ共有が多い企業
国内データセンター・日本語サポート重視
Everidays チームやプロジェクトで
利用しやすい
柔軟なファイル共有を求める企業
全社導入・人数が多い
国内データセンター・日本語サポート重視

法人向けオンラインストレージを比較するときは、容量や料金だけで判断せず、セキュリティや使いやすさ、既存ツールとの連携などを総合的に確認しましょう。

おすすめの法人向けオンラインストレージ10選

Box

Boxは、アメリカのBox, Inc.が提供する法人向けクラウドストレージサービスです。企業向けのコンテンツ管理やファイル共有に強みがあり、日本では株式会社Box Japanが事業を展開しています。

アクセス権限や管理機能など、法人で利用するための機能が充実しています。Microsoft 365やGoogle Workspaceをはじめ、さまざまな業務ツールとの連携にも対応しています。

単なるファイル置き場としてではなく、社内のコンテンツをまとめて管理したい企業や、セキュリティを重視する企業に向いています。

サービス名 Box
月額料金 1,800円/ID〜(年払い)
ユーザー数条件 3ID〜(1人あたり課金)
ストレージ容量 無制限
セキュリティ ISO27001・SOC2など国際認証取得
外部連携 Microsoft 365、Google Workspace、Salesforce、
Slack等1,500以上

 

Dropbox

Dropboxは、アメリカのDropbox, Inc.が提供するオンラインストレージサービスです。個人利用だけでなく、チームや企業向けのプランも提供されています。

ファイルの保存や共有、同期を行いやすく、パソコン上のフォルダを扱うような感覚で利用できることが特徴です。法人向けプランでは、チームでのファイル共有に加えて管理者向けの機能も利用できます。

法人向けプランではチーム管理に必要な機能も用意されています。オンラインストレージを初めて利用する従業員が多い場合など、使いやすさを重視したい企業に適しています。

サービス名 Dropbox
月額料金 1,250円/ID〜
ユーザー数条件 3ID〜(1人あたり課金)
ストレージ容量 3TB〜5TB/チーム
セキュリティ 256bit AES暗号化、2段階認証
外部連携 Slack、Zoom、Microsoft 365、Salesforce

 

Google Drive

Google Driveは、Google LLCが提供するオンラインストレージサービスです。法人では、Google Workspaceの各プランを通して利用できます。

Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドなどとの連携に優れており、オンライン上で複数人による共同編集ができます。

GmailやGoogle Meetなどを業務で使用している企業であれば、ファイル管理を含めた業務環境をGoogle Workspaceにまとめやすいことがメリットです。

サービス名 Google Drive
月額料金 800円/ID〜(年払い)
ユーザー数条件 1ID〜(1人あたり課金、最大300ユーザー)
ストレージ容量 30GB〜5TB/ID
セキュリティ 2段階認証、DLP(上位プラン)
外部連携 Gmail、Meet、Slack、Zoom、Microsoft製品

 

OneDrive

OneDriveは、Microsoft Corporationが提供するオンラインストレージサービスです。法人向けには、OneDrive単体のプランやMicrosoft 365を通して提供されています。

WordやExcel、PowerPointなどMicrosoft 365のサービスとの連携性に優れています。クラウド上に保存したOfficeファイルをメンバーと共有し、共同編集することもできます。

Microsoft 365をすでに導入している企業であれば、普段の業務環境を大きく変えずにオンラインストレージを活用しやすいでしょう。

サービス名 OneDrive(Microsoft 365)
月額料金 1,049円/ID〜(年払い)
ユーザー数条件 1ID〜(1人あたり課金)
ストレージ容量 1TB/ID
セキュリティ Entra IDによる高度な認証・DLP
外部連携 Word・Excel・Teams・SharePoint

 

DirectCloud

DirectCloudは、株式会社ダイレクトクラウドが提供する法人向けクラウドストレージサービスです。企業でのファイル共有や管理を想定した国産サービスとして提供されています。

ユーザー管理やアクセス制御、ログ管理など、法人利用を想定した管理機能が用意されています。

社内だけでなく取引先など社外とのファイル共有にも活用できます。従業員の使いやすさだけではなく、管理者側からファイルの利用状況を管理しやすい環境を求める企業に適しています。

サービス名 DirectCloud
月額料金 44,000円〜
ユーザー数条件 ユーザー数無制限(定額)
ストレージ容量 500GB〜35TB
セキュリティ 国内データセンター、ランサムウェア対策
外部連携 複合機・NAS・ファイルサーバー連携

 

セキュアSAMBA

セキュアSAMBAは、株式会社kubellストレージが提供する法人向けクラウドストレージサービスです。企業でのファイル共有やファイルサーバーのクラウド化に利用できます。

クラウド上でファイルを一元管理し、社内のメンバーで共有できます。ファイルサーバーに近い感覚で利用できることから、オンプレミス環境からクラウドへ移行したい場合にも検討できます。

操作のわかりやすさを重視したい企業や、中小企業でオンラインストレージを導入したい場合の選択肢となります。

サービス名 セキュアSAMBA
月額料金 無料〜、有料25,000円〜
ユーザー数条件 ユーザー数無制限(定額)
ストレージ容量 1GB〜30TB
セキュリティ AES256暗号化、二要素認証、ISO認証
外部連携 外部共有リンクによる社外共有

 

Fileforce

Fileforceは、ファイルフォース株式会社が提供する法人向けクラウドストレージサービスです。企業のファイルサーバーをクラウドへ移行する用途にも対応しています。

従来のファイルサーバーに近いフォルダ構成や操作方法を取り入れやすいため、既存のフォルダ構成やファイル管理方法を活かしながらクラウド化を進めやすいことが特徴です。

社内ファイルサーバーの老朽化や管理負担などを理由にクラウド化を検討している企業に向いています。

サービス名 Fileforce
月額料金 990円/ID〜、または60,000円〜
ユーザー数条件 10ID〜(1人あたり課金)
無制限プランあり
ストレージ容量 1TB〜30TB
セキュリティ 厳格な権限管理、操作ログ、純国産
外部連携 クラウドサイン、freee、Microsoft 365

 

Fleekdrive

Fleekdriveは、株式会社Fleekdriveが提供する法人向けオンラインストレージサービスです。企業におけるファイル共有や共同作業を支援する機能を提供しています。

ファイルの保存だけではなく、社内外のメンバーとデータを共有しながら業務を進める用途にも活用できます。

部署をまたいだプロジェクトや、社外のメンバーを含む共同作業など、複数人でファイルを扱う機会が多い企業におすすめです。

サービス名 Fleekdrive
月額料金 500円/ID〜
ユーザー数条件 10ID〜(1人あたり課金)
ストレージ容量 10GB/ID〜無制限
セキュリティ ウイルスチェック、端末管理
外部連携 Web API、Officeアドイン

 

Bizストレージ ファイルシェア

Bizストレージ ファイルシェアは、NTTドコモビジネス株式会社が提供する法人向けオンラインストレージサービスです。

オンラインストレージとしてファイルを共有できるほか、大容量ファイルの送受信にも利用できます。

メールに添付できない容量の大きなファイルを取引先へ送信する機会が多い企業など、社外とのファイル交換を効率化したい場合に適しています。

サービス名 Bizストレージ ファイルシェア
月額料金 15,000円〜
ユーザー数条件 最大1,000ID(定額・人数上限あり)
ストレージ容量 1GByte〜
セキュリティ 送信先制限、上長承認、暗号化
外部連携 メール連携中心

 

Everidays

Everidaysは、株式会社yettが提供する法人・チーム向けクラウドストレージサービスです。社内外のメンバーによるファイル共有やデータ管理に利用できます。

クラウド上でファイルを保存し、チームや業務に合わせて共有できます。社内だけでなく、取引先やプロジェクトメンバーを含めたファイル共有にも活用できます。

プロジェクト単位でメンバーやファイルを整理しながらオンラインストレージを利用したい企業に向いています。

サービス名 Everidays
月額料金 無料〜、有料8,910円〜
ユーザー数条件 ユーザー数無制限(定額)
ストレージ容量 3GB〜1TB以上
セキュリティ ISO27001認証、国内データセンター
外部連携 Chatwork、Slack

法人向けオンラインストレージを選ぶポイント

法人向けオンラインストレージには多くのサービスがあります。比較するときは、次のポイントを確認しましょう。

  • 必要なストレージ容量を確保できるか

  • 自社に必要なセキュリティや管理機能があるか

  • 利用人数を踏まえた料金が予算に合うか

  • 現在使用している業務ツールと連携できるか

  • 従業員が使いやすい操作性か

それぞれ詳しく解説します。

 

必要なストレージ容量を確認する

必要なストレージ容量は、扱うファイルの種類によって大きく異なります。

文書や表計算ファイルが中心の企業と、写真、動画、CAD、デザインデータなどを日常的に扱う企業では必要な容量が異なります。

現在のデータ容量だけで判断せず、従業員数の増加や今後蓄積されるファイルも考慮して選ぶことが重要です。

 

セキュリティや管理機能を比較する

法人向けオンラインストレージでは、セキュリティも重要な比較項目です。

顧客情報や社外秘の資料などを保存する場合、アクセス権限の設定や操作ログの確認、端末の制限などが必要になることがあります。

サービスそのもののセキュリティだけではなく、自社が求める情報管理のルールを実現できるかという視点から比較しましょう。

 

利用人数を踏まえて料金を比較する

法人向けオンラインストレージの料金体系はサービスによって異なります。

1ユーザーごとに料金が発生するサービスもあれば、一定のユーザー数や容量を含んだプランを提供しているサービスもあります。

月額料金だけを比較するのではなく、自社の利用人数で契約した場合に年間でいくらかかるのかを計算することが大切です。

利用人数が増えた場合の料金についても確認しておきましょう。

 

既存の業務ツールとの連携を確認する

現在使用している業務ツールとの連携も確認したいポイントです。

Google Workspaceを中心に利用しているならGoogle Drive、Microsoft 365を利用しているならOneDriveなど、既存環境との相性によって使いやすさが変わります。

業務ツールと連携できれば、ファイルの保存や共有のために複数のサービスを行き来する手間を減らせます。

 

操作性やサポート体制を確認する

多機能なオンラインストレージでも、操作が複雑で従業員が使いこなせなければ十分な効果を得られません。

無料トライアルやデモなどが利用できる場合は、管理者だけでなく実際に業務で利用する従業員にも操作してもらうとよいでしょう。

導入時やトラブル発生時に相談できるサポート体制についても確認しておくと安心です。

法人向けオンラインストレージを導入するメリット

法人向けオンラインストレージを導入することで、ファイル共有や管理に関するさまざまな課題を解決できます。

大きなメリットは、場所に縛られずファイルを利用しやすくなることです。テレワークや外出先でも必要なデータにアクセスできるため、多様な働き方に対応できます。

さらに、複数の従業員が共通のファイルを利用できることで、メール添付を繰り返して「どのファイルが最新版なのかわからない」といった問題を防ぎやすくなります。

自社でファイルサーバーを構築、運用している場合には、オンラインストレージへ移行することでサーバー機器の保守や容量管理などの負担を軽減できる可能性もあります。

法人向けオンラインストレージ導入時の注意点

オンラインストレージを導入する際は、サービス選定とあわせて社内の利用ルールを整備することが重要です。

特に社外とのファイル共有では、公開範囲や共有期間などの設定を誤ると、本来アクセスする必要のない人がデータを閲覧できる可能性があります。

部署や役職ごとのアクセス権限、社外共有のルール、退職者のアカウント処理などをあらかじめ決めておきましょう。

また、個人向けオンラインストレージを従業員が独自に利用すると、管理部門が把握できない場所へ業務データが保存されるおそれがあります。

法人向けオンラインストレージの導入と同時に、会社で利用するサービスを統一し、従業員への周知を行うことも重要です。

自社の目的に合う法人向けオンラインストレージを導入しよう

法人向けオンラインストレージを活用すれば、社内外でのファイル共有を効率化し、テレワークや複数拠点での業務にも対応しやすくなります。

一方、オンラインストレージによって、料金、容量、セキュリティ、管理機能、操作性、外部サービスとの連携などに違いがあります。そのため「有名だから」「料金が安いから」といった理由だけで選ぶのではなく、自社の利用目的に合ったサービスを比較することが大切です。

例えば、Microsoft 365やGoogle Workspaceとの連携を重視するのか、ファイルサーバーからの移行を目的とするのか、社外との大容量ファイル共有を効率化したいのかによって適したサービスは変わります。

まずは現在のファイル管理にどのような課題があるのかを整理しましょう。そのうえで必要な容量や利用人数、セキュリティ、料金などを比較すれば、自社に適した法人向けオンラインストレージを選びやすくなります。